第五十六番 神遊山 神宮寺 金剛院

花山天皇の勅願で創建案内図

  JR山陽新幹線新倉敷駅の北口から県道倉敷矢掛線を西に向かって約2キロ、山側に山陽自動車道と桃園が見える その麓、神遊山神宮寺 金剛院がある。その前に松峰住職が園長を務める社会福祉法人 金剛福祉会 ルンビニ保育園がある。

  金剛院は、鎌倉初期の寛和年間(985-987)に智空上人によって開山されたと伝えられている。本尊は愛染明王様で、創建当時のもので秘仏とされている。

  元は倉敷市笹沖葦高山に神遊山神宮寺があり、その山内寺院の1つが金剛院であった。

  神遊山神宮寺は、花山天皇の御勅願によって寛和元年(985)に智空上人によって開創されている。

 その後、永禄年間(1558-1570)に西阿知に移転。

 さらに寛文年間(1661-1673)になると玉島富田地区の干拓が進み、檀家が入植し移住していったため、明治初期になって高梁川から東にある檀家は、他の寺に預け、そして、金剛院が西阿知から離れ現在の場所に移転した。

 そこで、学校に使用されていた建物(庫裡・客殿)を移築し伽藍を整えていたが、

  平成10年 庫裡・客殿を倒し 新本堂及び客殿・庫裡を新築落慶した。

  旧本堂は御大師堂として弘法大師様・十一面観音様をお祀りしている。

  石段を少し上がり鐘楼門を抜けると 左に御大師堂があり また正面の階段を登ると本堂があります。

  本尊 愛染明王様 

  脇佛 不動明王様・弘法大師様・四天王様が祀られています。 

 また 玉島・淺口 三十三観音霊場の19番札所でもある。

 境内地には地蔵菩薩と不動明王の石佛(佛庭)は松峰住職の晋山式に合わせて平成五年に新築落慶されたものである。

 主な行事

 11日より新年祈祷 (21座)48日 花祭り 6月 青葉祭り 8月 お盆行 926日土砂加持法要