仙遊寺住職のお話 要点
1 他人と自分との垣根を取り去ろう。
皆さんのおかあさんはあなたがたが赤ん坊のころおしめをかえてくれ健康なうんこの色のときはそれを見て安心したのでした。体やトイレや部屋を清潔に保つことは皆が気持ちよく暮らすために重要なことです。皆さんのおかあさんやおとうさんが年老いたら幼い頃自分がしてもらったようにお世話するのは子のつとめだと思います。
2 夢を持とう。
私はお年よりの方々と山へ植林をしています。数十年先には森になり川や海に
きれいな水を供給できる。自分の命は亡くなっても木は成長し続けます。
わかい皆さんもしょうがいのの夢を育てそれに向かってがんばりましょう。
3 こんなんに耐えられる自分をきたえよう。
集中して自分をきたえなければ強いプロ野球の選手にはなれません。
可能性を信じて自分の能力を絶えずみがき苦痛にたえて行こう。
お坊さんと話そうQ&A
しつもん1 なぜお坊さんはあたまの髪の毛をそるのですか?
答え 髪があるとどう分けようか、パーマをしようとか
こだわりや欲望となります。こだわりや欲望から離れるために
髪をそります。
しつもん2 なぜ かねをたたくのですか。
答え 鐘(かね)だけではなく木魚(もくぎょ) 太鼓(たいこ) 鉢(はち) 銅鑼(どら) などをお経や
讃歌のあいだに鳴らします。音楽のもとのすがたが宗教音楽(しゅうきょうおんがく)
でした。本尊様をたたえ尊崇するお祭りや法事には荘重(そうちょう)で豊かなリズムや
音律をもたらす音が尊ばれてきました。
しつもん3 お寺はもうかるのですか。
答え お寺は皆さんの先祖を供養したり御本尊様を供養する場所で
御布施(おふせ)や御供(おそなえ)えとしての収入が入ってきます。それでお寺を管理
しなければ成りません。また このような本堂も大変なお金がかかって
います。信者さんや檀家さんとともに住職も維持管理(いじかんり)や活動をしています。
宗教活動をして精神的な豊かさが得られたらそれが成果です。
しつもん4 なぜ蝋燭(ろうそく)をともすのですか。
答 人類はいろいろな恵みを自然からいただいて暮らして来ました。
水と灯火とご飯と花と焼香 塗香(ずこう)
はもっとも重要な供物で6種供養と言われます。灯明は迷いの闇(やみ)を
照らす智慧の光として尊ばれます。
しつもん5 神様と仏様(神社とお寺)はどう違うのですか。
答 どちらも分けへだてなく拝みます。智慧の文殊菩薩 智慧の天神様も
同じお徳を備えているので私達は拝みます。
しつもん6 なぜ衣に着替えて拝むのですか。
答 ふだんお客様を迎える時きちんとしたみなりにするように神仏にたいしてもこころを
こめてお迎えするためです。